2011年2月14日月曜日

XBOXでの動作確認

2Dシューティングを、XBOX上で動かしてみました。

XBOX版の動作画面

XBOX版の注意点

Windows版からXBOX版への移行は、基本的にソースはほぼ修正することなくビルドできましたが、罠がありました。XBOX版はc#3.0までの機能が利用可能なようです。基本的には、あまり新しい機能は使わないのですが、c#4.0からのデフォルト引数機能は、つかってたので、このあたりは修正する必要がありました。


メモリアロケーションや実行時間など

基本的には、メモリアロケーションやBOX化には、注意しながら作成していましたので、そのあたりは意図したとおりに動いてくれました。[XNA Framework Remote Performance Monitor]を使用して確認したところ、ステージ開始時以後は、1バイトもメモリアロケーションやBOX化されないことを確認できました。(ちなみに構造体(Vector3など)はゲーム中にもnewしてもスタックにしか生成されないので無視できます。)

一番気にしていた処理時間でしたが、タイムルーラーで確認すると、Core2Duo P9500 + 9600M GTのWindows版と比べてすこし処理時間がかかるようです。

Windows版では、Update/Drawぞれぞれに1ミリ秒を超えることはほとんどないのですが(動画キャプチャ中は除く)、XBOX版はUpdate/Drawともに2.3ミリ秒平均で、重くなると更新はまれに3ミリ秒後半まで掛かっており、2倍ほど遅いようです。

60フレームは絶対に維持したいので、余裕をみて後7~8ミリ秒ぐらいの余裕があります。まだマルチスレッド化もできますし、実際にはそれ以上の余裕があるものと思います。


PC-SDVD/USBの評価

XBOXの画面をコンピュータ上に表示できたら便利だなということで、先日電気屋さんに行ったついでに、安価なビデオキャプチャ(PC-SDVD/U2G)を購入しました。ネットでは故障が多いと叩かれていたき製品のようですが、今のところ問題なく使えております。

XBOXと接続するのにケーブルも追加購入も必要ないし、ハードウェア自体はUSBメモリかと思うぐらい小さく、Windows上でXBOX版の動作確認をするというノートPCの方にはちょうどではないでしょうか。デスクトップPCを使用されている方は別キャプチャの選択をオススメします。

デバッグコンソールや画面下に表示しているタイムルーラーは、キャプチャ画面から読み取ることはできませんでした。2011/2/8以降の動画では、デバッグコンソールやタイムルーラーのフォントが大きくなっているのは、XBOX版の文字が見えないことが理由です。

まぁハードウェアの大きさや、付属品を考えると3000円弱ぐらいで買えればお得感ありだと思います。キャプチャにはあまり向かないが、コンピュータ上でゲームの動きを確認したいという方にはぴったりの製品だと思いました。

今後の動画アップは、画質重視で良い場合はWindows版のキャプチャを、ゲーム実行イメージが重要な場合はXBOX版のキャプチャと使い分けていこうと思います。

 

XBOXで動かす以外にいくつか機能は追加したのですが、次の機会に動画を含めてアップしたいと思います。

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